阪神原口文仁捕手(29)が9回、値千金の勝ち越し適時二塁打で6連戦の頭を勝利で収めた。

打線は初回、近本の三塁打を皮切りに無死満塁とし、4番大山の一塁手へのゴロがエラーを誘い先制に成功した。さらに1死満塁とし、サンズの二ゴロ併殺崩れの間にもう1点を追加。2点を先取した。

同点の9回先頭のサンズがカウント3-1から149キロの直球を強振。右中間フェンス直撃の二塁打でチャンスメークした。後続の坂本、北條が倒れ2死二塁となったところで打席に代打原口。カウント3-1から甘く入った変化球を鋭く振り抜いた打球が、前進守備の左翼手を越えた。これで代打での成績は20打数7安打、打率3割5分と絶好調だ。

この1点を呼び込んだのは投手陣の粘りの投球だ。先発西勇は5回2/3を投げ2失点。6回途中から救援の岩貞、7回の藤浪、8回の馬場がそろって無失点で相手に流れを譲らなかった。9回はスアレスが試合を締めた。

馬場が2勝目を挙げ、チームの連敗を2で止めた。スアレスは18セーブ目。2位巨人が引き分けたため、ゲーム差は4に広がった。

阪神原口 チームが勝つことが本当に一番うれしいですね。本当に最高の場面でゲームに出させていただいて、もちろん緊張はあったんですけど、思い切って行こうと思っていました。塁上でね、ベンチ見た時にみんながすごく興奮していたので、僕もつられてしまいました。

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