全パのソフトバンク柳田悠岐外野手(32)が、3年ぶり球宴でフルスイングを披露した。

オールスター常連の柳田は、前回19年は故障中のため出場できず、今回はファン投票、選手間投票のダブル選出で返り咲いた。

今季レギュラーシーズンでは1度もない「1番中堅」で先発。まずは全セ先発の巨人高橋に対し、豪快に振っていった。初球見逃しのあと、2球続けてファウル。最後は外角変化球に体勢を崩されながら、左翼へ大きな飛球を放ち柳田らしさを見せた。3回無死では巨人戸郷に空振り三振。2打席凡退で迎えた5回1死一塁では、DeNA三嶋から火の出るようなライナーで左前に運び、18年の第2戦以来となる快音を響かせた。

他球団の選手たちとも積極的にコミュニケーションを取り、阪神佐藤輝についても「サトテル、(映像)見てます。なんであんなに飛ぶんかな、と研究しています」と興味津々。「オールスターという舞台では、超一流選手が同じチームとなって戦うので、とても刺激になり楽しかったです。やはり、オールスターに出場できることは最高です」と久々の舞台を楽しんだ。