阪神2軍が引き分けを挟んで13連勝を飾り、ウエスタン・リーグ記録に並んだ。平田勝男2軍監督は切磋琢磨(せっさたくま)する選手をたたえた。同監督の一問一答は以下の通り。

-藤浪はストライク先行の投球だった

いやいやいやいやあ。藤浪は三振全部で何個? 12。このぐらいはさあ。ファームだと言ってもねえ。(捕手の)栄枝と息が合っていたしね。「あっというリードだ」と言っていたけど。まあでもこのぐらいは普通だよな。驚くべきことでもない。これぐらいの投球はファームじゃできるんだよね。やっぱりストライク先行だもん。そのぐらいの感じで、上じゃあねえ。それを上でやればできるんだけど。まあ驚くべきことでもない。別に。ファームじゃ。

-1軍でやって欲しい

それを1軍でストライク先行でいって。決め球今日なんかもバシバシ決まってたやん。1軍と2軍のレベルは違うというものの、こういうピッチングをすればそりゃ1軍でもそうは打たれんよ。そう思うよ。そのへんが非常にね。きっかけをつかんでくれりゃいいけど。

-栄枝が緩いボールを使ったりしていた

晋太郎もちょっと話していたけど、ここのところ栄枝が攻守にわたって。スローイングも含めて。あれアウトやろう、盗塁も(8回の田代のところ)。なんでセーフやねんって言いたくなるけど。それは別にしていい存在感というか。攻守に渡ってね。

-タイムリーも4回のバント処理もいいプレー

バント処理も含めてスチールもほとんど殺しているし、そういったところのあれは非常に。今、存在感を、力をつけつつあるね。見ても分かるでしょ。点取られないもん。

-2本塁打を放った江越のパワー

いやいや、これがあるね。江越は。もうそりゃ。これがあるのよ。俺は2本のホームランより、(5回の)ライト前のあれをやれとね。練習でね、追い込まれた後、変化球をブリブリブリブリいって。ショートゴロ、三振、三振、三振じゃね。せっかくファームに来ているんだから今。そういうことでしょ。ブリブリブリブリ三振するんじゃなくて、一、三塁で何とか生きた凡打、セカンドゴロのボテボテ打つとか、そこを求められているんだよと。昨日、一昨日も練習でずっと室内でやっていたよ。左投手だったらバーンといってもいいよ。右投手の追い込まれた時の変化球を我慢する、方向を決めて打つ、変化球にヤマを張る、勇気を持ってやるということを今やれと言って。筑後でもビックリ箱で、すごいえげつないホームランや。ビックリ箱でどこまで飛ばすんねというね。関空まで飛ばすんかい! というのはもうええねん。違うか? 関空まで飛ばしたってダメなんだよ。舞洲でな。ライトにコーンとさ。あれを今日は評価したいねん。素晴らしいよ。フォアボールと、今日は最後のフライ以外は全部出塁でしょ? あの追い込まれたときに変化球に食いついていく。ヒット、ホームラン打てというのではない。ファウルにしろっつんてんの。粘る、甘い球がくるからと。それをやれと。ブリブリブリブリ打ちたい打ちたいばっかりじゃダメ。ブリじゃだめなんよ、カツオ(勝男)。

-チームはウエスタン記録の13連勝

13連勝は選手が本当に1軍に上がってなんとか力をつけようというそれの結晶。ファームで13連勝してるというより選手の結果が13連勝であって、ピッチャーもみんな競争してるやん。みんな中継ぎも抑える。エドワーズもあの竜平のポロりんちょ(小幡の捕球ミス)だけでしょ?高山のバントにしてもそう。あえてバントとかさせてるんだから。そういうところでモチベーションをしっかりやってる結果。それしかない。