中日大野雄大投手(32)が26日、巨人中田翔内野手(32)斬りで“わっしょい打線”封印を誓った。27日のホーム巨人戦に先発予定。キーマンに挙げたのは、日本ハムから新加入した中田だ。

大野雄 長打が魅力で真っすぐに強いイメージ。巨人とはこれからも対戦する。少しでも大野さん、イヤやなと思ってもらえるようにしないといけない。(中田は)注目もされている。ムキにならず冷静に。ヒットは打たれても、長打は打たれないように。

最後の対戦は17年の交流戦で、日本ハム時代の中田に3打席で本塁打と二塁打を含む2安打3打点と打ち込まれた。通算の対戦成績は12打数5安打4打点。リベンジもテーマになる。

原巨人はわっしょい野球を旗印に、阪神と激しい首位争いを演じる。左腕は一層表情を引き締めた。

大野雄 いい打者が多い。(調子に)乗せないようにしたい。ミスや自滅をきっかけにスキをついてくる。防げるところは防いで、バッテリーで最少失点で防ぎたい。ビジターでやられたことはホームで返さないと。

チームは後半開幕カードの敵地巨人で痛恨の3連敗スタート。五輪出場直後で大野雄は登板しなかったが、雪辱への思いは強い。金メダリスト左腕は、巨人にみこしを担がせない意気込みだ。【伊東大介】