広島の守護神栗林良吏投手(27)が、球団タイ記録となる14試合連続セーブの快挙を達成した。

2点リードの9回に登板。1四球を与えるも、安定の無失点締め。球団では91年大野が持つ連続試合セーブの記録に並んだが「そんなに気にしてなかった。連続セーブよりも、(森下)暢仁が勝ててなかったので、勝ちで終われてよかったです」。ウイニングボールは森下に直接渡した。

11日にはドラフト会議が開催される。栗林は1年前を思い返し「カープに1位で指名してもらえたおかげで、守護神として出させてもらえて、オリンピックにも参加させてもらえた。1年前のドラフトは自分の人生を変えた1日。カープの関係者の方々には恩返ししたい」と感慨深げ。「これから指名される人たちも(11日は)運命の日になると思う。誰が仲間になるのか、楽しみにしています」と期待を膨らませた。

90年与田(中日)に並ぶ新人歴代2位タイの31セーブ目を挙げた。残り12試合。新人最多の15年山崎(DeNA)の37セーブも、視界に捉えつつある。新人王獲得へ、また1歩前進した。【古財稜明】