ロッテ井口資仁監督(46)は11日、ドラフト会議を終え「シミュレーション以上。100点満点以上のドラフトだったんじゃないかと思います。先手先手でドラフトできたんじゃないかと、今回は思います」と笑顔で総括した。

球団史上初の高校生捕手1位指名で、市和歌山・松川虎生捕手(17)の交渉権を獲得。2位では国士舘大・池田来翔内野手(21=習志野)を指名。井口監督は「去年の(現DeNA)牧みたいなイメージ。二塁、三塁といけると思います」と期待。「この2人を確実に取れたことが本当に良かった」とした。

3位では「我々はドラフト1位(候補)で考えていた選手」(井口監督)だという三菱自動車倉敷オーシャンズ・広畑敦也投手(23=帝京大)を獲得。5位の三菱重工West・八木彬投手(24=東北福祉大)とともに、即戦力として期待がかかる。井口監督は「基本的には中継ぎでとは思っていますけど、2人ともパワーピッチャーなので、キャンプからいろいろ適性を見ていきたい」とした。

4位では、今夏甲子園で完封勝利を挙げた二松学舎大付(東京)の左腕・秋山正雲投手(18)を獲得。育成指名でもポジションのバランス良く、4選手を獲得した。【金子真仁】