今季限りでの現役引退を表明した巨人大竹寛投手(38)はユーモアにあふれ、周囲を明るくさせる抜群のキャラクターの持ち主だった。通算100勝にあと3勝で迎えた19年。100敗にもあと1敗に迫る中でシーズンが始まった。

シーズン途中にリリーフに転向し、8月12日の広島戦(マツダスタジアム)で100勝を達成。その数日後、大竹は「100勝記念Tシャツ」を着用しながら、ニヤリと笑って、幻に終わった記念? Tシャツの構想を告白した。

大竹 先に100敗してしまったら、「100杯」Tシャツでも作ろうかなと思ったんだけどね(笑い)。でも、絶対に負けたくなかったので良かったよ。

ラーメン好きの大竹らしく、「100敗」と「100杯」をかけ、ラーメンのどんぶりが描かれたデザインだったという。ジョークだったのか、真実だったのかは不明だが、そのTシャツを想像すると笑ってしまった。【久保賢吾】