ソフトバンク5位の東北福祉大・大竹風雅投手(22)が27日、仙台市内のホテルで入団交渉に臨み、契約金3000万円、年俸600万円で仮契約した。「自分は少し控えめな部分がるので、これからは貪欲にプレーして頑張っていきたい」と気を引き締めた。

2種類の決め球を武器に、「1軍定着」を目指す。持ち味のフォークは、ソフトバンク千賀の握りを参考にした落差の大きいものと、大学2年時に習得した最速141キロで小さく沈む2種類を操る。「球速差と落ち幅が違う。プロでも通用する手応えはある」と自信を口にした。対戦してみたい打者にはオリックス吉田正を挙げ「パワーとミート(力)もある。フォークで三振を取りたい」と強打者斬りをもくろむ。

無限の可能性を秘める、最速150キロ右腕だ。3年秋に右肘クリーニング手術を受け、リーグ戦は通算2試合の登板で計2イニングのみだが、高い将来性がスカウトの目に留まった。「持ち味をしっかり出しながら、与えられた場所でしっかり抑えていきたい」。プロの舞台で、無印右腕が光を放つ時がきた。(金額は推定)

◆大竹風雅(おおたけ・ふうが)1999年(平11)8月22日生まれ、福島県出身。小1から五箇イーグルスでソフトボールをはじめ、五箇中で軟式野球部。光南では1年秋からベンチ入りし、投手と内野手を兼任。東北福祉大では投手に専念し、リーグ通算2試合に登板。185センチ、90キロ。右投げ左打ち。50メートル6秒9。遠投100メートル。好きな有名人はTWICEのミナ。