阪神からドラフト6位で指名された日立製作所・豊田寛外野手(24=国際武道大)が5回の守備から途中交代したが、脱水症状で両足をつったためだと明かした。

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「大事をとって代わらせてもらった」。2回戦は12月4日に東邦ガス戦(東京ドーム)が控えるが「明日の練習でどうなるかじっくりやっていきたい」と様子を見て出場可否を判断する。

両足がつるほど力を込めた。1-0の5回2死三塁。この回からマウンドに上がった右腕・近藤均投手(31=関大)のカットボールを芯でとらえたが、「打った瞬間に両足をつった」。2ランを右翼席3列目に突き刺したが、苦悶(くもん)の表情でダイヤモンドを1周した。「ホームまでたどり着けるか心配でした」。ベンチ前でナインとハイタッチ後はカメラに向かって「ガー」と両手を広げ“虎ポーズ”を決めた。しかしこの直後に負傷交代となった。

初回先頭では中前打から1球で二盗を決めた。「監督から盗塁できたらいけと言われている。1番で出塁して、チームに勢いつけるというのが自分の役目だと思っているので。それは今日はできた」と足とバットで貢献し、笑顔を見せた。

「最後まで出られなかったのでそこは悔しい部分がある。次、試合に出させていただけるなら、しっかり最後まで試合に出てチームに貢献したい」。5回表までの出場でも存在感を出した。次戦はフルイニングで大暴れする。