楽天辰己涼介外野手(24)が8日、仙台市内の球団事務所で契約更改に臨み、1300万円増の年俸3300万円でサインした。

3年目の今季は130試合に出場し、初の規定打席に到達。打率2割2分5厘で、ともにキャリアハイとなる10本塁打、32打点をマークし、得意の守備では初のゴールデン・グラブ賞を獲得した。それでも「また守備でしか貢献できなかったので、打撃でチームを勝利に導けるようにやっていきたい」と意気込みを示した。

来季の目標を「成長」と力強く記したスピードスターは「バッティング理論とかもそうですけど、なにせ実戦で打てるようなバッティングを心掛けて。とにかくバッティングに特化した自主トレにしたいなと思います」と「バッティング」を何度も強調。11月に受けた右肘クリーニング手術の経過も順調で「全然大丈夫。キャンプはフルスロットルでいけると思います」との見通しを示した。(金額は推定)