怪物ではない。スターだ! ロッテ佐々木朗希投手(20)が令和の世に力を示した。

オリックス戦に先発しプロ初完投を令和初、28年ぶり史上16人目の完全試合で飾った。自己最速タイの164キロを投げ、日本タイ記録の19奪三振を奪った。1回から5回にかけての13者連続奪三振も、従来の日本記録9連続Kを大幅に塗り替える大記録になった。まだ4月10日。プロ3年目、一体どんなことを起こしていくのか。驚異の20歳が、いよいよスターダムにのし上がってきた。

▼1回の吉田正から5回の西村まで、13連続奪三振。57年7月23日南海戦の梶本隆夫(阪急)、58年5月31日西鉄戦の土橋正幸(東映)の9連続を上回り、連続打者奪三振(ゲーム)のプロ野球新記録となった。1回の吉田正から4回の後藤まで、8者連続空振り三振も史上初。