昨季新人王のオリックス宮城大弥投手(20)が、7回4安打1失点の好投で今季1勝目を手にした。

4試合目での白星。試合後のヒーローインタビューで「なかなか勝てない時期が続いたので、やっと勝てて本当にうれしいです。(ゲームセットの瞬間に両手でガッツポーズしながらジャンプ。心境を聞かれ)勝てていない分、ちょっと勝ちたいという気持ちがみなさんよりあったので、そういうのが出ちゃいました。すいません」と頭を下げつつ、喜びを表現した。

【ニッカン式スコア】20日のオリックス-ソフトバンク戦詳細スコア

冷静沈着だった。初回、ソフトバンク今宮に先制ソロを浴びた後は落ち着き、得点圏に走者を置いたのは2度だけ。全てのイニングで先頭打者の出塁を許さなかった。5回に味方打線が逆転した際には、一塁ベンチ奥で笑顔を見せた。

ソフトバンク和田はオリックス戦の通算勝利が現役最多31勝を誇っていた。その天敵に対して16年9月8日(京セラドーム大阪)以来、6年ぶりに黒星をつけた。

チームはこれで借金2。昨季王者は、まず5割復帰を目指す。