巨人は29日、育成ドラフト6位ルーキー・菊地大稀(たいき)投手(22=桐蔭横浜大)と支配下選手契約を締結したと発表した。背番号は「019」から「96」となる。新潟・佐渡島出身で初めてのプロ野球選手である剛腕はオンライン会見に出席し「昨日の夜に電話が来た。非常に驚いています。もう1回、謙虚な気持ちを忘れず、やるべきことをしっかりやって1軍で結果を残せるようにしたい」と意気込んだ。

150キロ超の直球とフォークを武器にする本格派右腕。今季ここまでイースタン・リーグでは12試合に中継ぎ登板し、26奪三振、奪三振率15・60と圧倒的な“三振力”でアピールしてきた。「三振がとれることは投手としては良い結果だと思うけど、自分は毎球自分のイメージしたボールを投げて、三振という感覚。そこまで三振をとろうという感覚はない。配球通りに自分のベストのボールを投げるというイメージです」と、自分の投球を貫きつかんだ支配下だ。

猛アピールを続け、1軍で地元凱旋(がいせん)登板を狙う。5月10日のDeNA戦は新潟で開催される。「同級生もたくさんいますし、喜んでくれると思う。そこに向けて頑張っていきたいと思います」。大勢や赤星ら同期入団の仲間にも刺激を受け、1軍マウンドで躍動していく。

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