中日が広島大瀬良に2安打に封じ込まれ、0封負け。今季2度目の3連敗で借金生活に入った。首位打者・大島洋平外野手が登録抹消。「3番・二塁」で起用した高橋周平内野手も結果を出せず、ゴールデンウイークは厳しいスタートとなった。

「もちろん(大瀬良の)出来はよかったですし、攻略することはなかなか難しいんですが、2安打ではなんとも…」。二塁も踏めず完敗となった立浪和義監督は脱帽するしかなかった。

厳しい戦いは覚悟の上だった。試合前に打率3割5分4厘でリーグトップだった大島の抹消を決断した。27日の阪神戦で右膝に死球。打撲の診断だったが「2、3日でいけるような感じだったんですが、あまり無理もさせられない。状況は苦しいがいるメンバーでやるしかない」と立浪監督。代わって昇格したのが開幕直前に左足首を捻挫した高橋周。2軍戦に10試合出場。万全を期しての合流だったが、大瀬良の前に遊飛、遊飛、三邪飛。3度、自らの打球を見上げた。

「きょうはちょっと力んでいていいところなかったけど、3番あたりを打ってくれないと困る選手。これから先、期待しています」。指揮官は救世主として、高橋周を指名した。

▽中日高橋周(今季初スタメンで3打数無安打) また次の試合も頑張ります。

【ニッカン式スコア】29日の中日-広島戦詳細スコアはコチラー>