今秋ドラフト候補の最速151キロ左腕、白鴎大の曽谷龍平投手(4年=ノースアジア大明桜)が、関甲新学生野球の松本大戦でノーヒットノーランを達成した。9回を105球、2四球13奪三振でまとめた。人生初の快挙に「5回のグラウンド整備の際にノーヒットノーランであることを知り、意識して投げました。達成できて良かったです。素直にうれしい」とコメントした。

最後の打者を投ゴロに打ち取ると、マウンド上でグラブを2度たたき、喜びを表した。この日は持ち球の直球やスライダーなど、全ての球種が指にかかった。「全体的に初球からストライクを取ることができ、どの球種もいつもよりキレがあったように感じます」。高校時代はロッテ山口とチームメート。高3の夏は山口が背番号「1」、曽谷は「11」で、秋田大会決勝は日本ハム吉田とも投げ合った。球友が待つプロの世界へ-。左腕は着実に進化している。