2位の関西国際大が5-1で勝ち、最終節に優勝の望みを残した。この試合、引き分け以下なら天理大の優勝が決まっていた。

3回に松林大雅内野手(3年=淡路)の内野安打で1点を先制。その後も相手ミスに乗じて効果的に得点を重ねた。先発の松村恒司投手(3年=神戸北)は8回途中1失点と安定した内容だった。

7日からの最終節では5ポイント(勝ち点)差で追う首位の天理大と直接対決。2連勝すれば逆転優勝だ。

鈴木英之監督(55)は「松村は変化球がよく、落ち着いて投げていた。残り全部勝たないといけないのは一緒。直接対決はチャレンジャー精神しかない。天理さんは攻守にしっかりしている。うちの投手次第でしょう。捨て身で、ギャンブルのようなこともするかもしれない」と、早くも大一番へ思慮をめぐらせていた。