広島の西川龍馬外野手(27)が3、4月度の「スカパー! サヨナラ賞」を初受賞した。

西川は3月29日の阪神戦(マツダスタジアム)で1点ビハインドの9回1死満塁から阪神湯浅京己(あつき)投手(22)の内角直球を右越えにはじき返した。逆転サヨナラ2点適時打でチームを4連勝に導いた。「なかなか緊迫した場面で回ってきた。いい感じで打てた。(右翼手は)越えたかなと思いました」と、今でも手応えははっきり残っている。初受賞に関しては「こういう賞をいただくのは初めてなのでうれしく思います」と喜んだ。

チームはこの試合を含めて3、4月だけで7度の逆転勝利。粘り強さを発揮して首位争いを繰り広げてきた。「シーズンもまだまだ長い。いいときも悪いときもある。1試合でも多くいい試合ができればと思う。最低限の仕事をすることだけを考えている。もう少しもったいない打席を減らしていければ」。リーグ屈指の巧打者は勝利に貢献することに集中する。