阪神の8番打者、先発西純矢投手(20)が、プロ初本塁打となる1号2ランを放った。

1点リードの2回2死一塁。ヤクルト左腕高橋の初球150キロ直球をとらえた。打った瞬間、本塁打を確信したのかバットを持ったまま打球を見届け、さっそうとバットを投げると笑顔でダイヤモンドを一周した。「狙っていたボールがきたので、思いきり振り抜きました。打ったが自分が一番びっくりしています。ピッチングに集中して、この後もがんばっていきます」。高校通算25本塁打の本領を発揮し、自らを援護する1発に笑みが弾けた。

今季ここまで2試合連続安打を放つ打撃力を買われ、07年5月5日のボーグルソン以来の投手での8番に入った。3戦連続安打はプロ初本塁打で、矢野監督の起用に満点回答で応えた。

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