ロッテ佐々木朗希投手(20)がソフトバンク千賀滉大投手(30)との“最速164キロ右腕対決”を力強く制した。直球の平均球速161・1キロは自己最高値。初の平均100マイル(約160・93キロ)超えとなった。フォークと45球ずつを投げ分け、強力打線を6回9奪三振1失点に封じた。リーグ最多タイの5勝、同最多の87奪三振、さらに防御率1・47は21日夜にもリーグトップに立つ。投手優勢のパを象徴する3冠右腕として、交流戦に君臨する。

   ◇   ◇   ◇

▼高卒3年目のロッテ佐々木朗が開幕から無傷の5連勝。高卒3年目以内の開幕5連勝は昨季の宮城(オリックス=2年目で5連勝)以来だが、ロッテでは桂高から入団3年目の54年和田功が7連勝して以来、球団68年ぶりとなった。

▼佐々木朗は防御率でリーグ2位に浮上。昨季の山本(オリックス)まで史上8人しかいない「投手5冠王」(勝利、防御率、奪三振、勝率、完封)を狙える位置をキープしている。

【写真たっぷりライブ詳細】「ルーフオープンデー」ロッテ佐々木朗希が6回1失点5勝 ソフトバンク千賀は4回4失点>>