ソフトバンク和田毅投手(41)がアクシデントに見舞われ、4回途中で緊急降板した。

2-0の4回だ。1死一、三塁で広島の4番マクブルームを右飛に抑えた。しかし、直後にアキレス腱(けん)を伸ばし、不審に思った森山投手コーチとトレーナーがマウンドへ。1度ベンチに下がり手当を受け、笑顔でマウンドに戻ってきたが、確認の投球練習で2球目を投げた際に左太ももの裏をおさえて顔をしかめた。森山コーチがベンチに向かって「バツ」サインを出し、2番手の松本に交代。松本は5番坂倉を中飛に仕留め、無失点で切り抜けた。

登板後は球団広報通じて「今日は初回から状態はすごく良かったです。でも足がつってしまい、チームにも松本にも迷惑をかけてしまった。次の登板に向けて、しっかり体の状態を整えてチームの力になれるように頑張ります」とコメントした。

和田は3回まで無安打に抑える立ち上がりで、1回には149キロの直球を投げ込んでいた。日米通算150勝と交流戦最多の27勝目がかかった登板だったが、思わぬ形で降板。3回2/3を2安打無失点、3三振、62球でマウンドを降りた。