聖地凱旋(がいせん)となったBIGBOSS率いる日本ハムは、追い上げ届かず同一カード3連敗を喫した。

18年夏以来の甲子園登板となった吉田輝星投手(21)は3回に1点を先制され、なお2死一、三塁から大山に左越え3ランを献上。3回7安打4失点でKOされ「もう少し変化球も混ぜて、攻められれば良かったのかなと思います。久々の甲子園で、もっと良い投球をしたかったです」と唇をかんだ。

打線は阪神先発の伊藤将の前に5回2死まで無安打に抑えられた。しかし、6回先頭の代打杉谷が右翼線二塁打でチャンスメークし、万波の右犠飛で反撃を開始。さらになお2死一、三塁から野村の左中間2点適時二塁打で1点差に迫った。8回2死二塁では松本剛の打球が、前進守備に阻まれて中飛。新庄監督はベンチ前のフェンスを大きくたたき、悔しがった。

▽日本ハム野村(6回に左中間2点適時二塁打で一時1点差まで追い上げる)「追い込まれてましたし、逆方向を意識してうまく反応できた。(状態は)徐々に上がってきて、引っ張れる打球が増えてきてる。このまま続けていって長打だったりを増やしていけたら」

【写真たっぷり詳細ライブ】有働由美子アナ始球式、大山13号3ラン 日本ハム吉田輝星3回4失点