日本ハム吉田輝星投手(21)が、29日の西武戦(ベルーナドーム)で今季先発初勝利を目指す。故郷・秋田での楽天戦だった21日の前回登板後はブルペン要員に組み込まれる予定だったが、前カードのソフトバンク3連戦中に、新庄剛志監督(50)から「(先発を)やりたいでしょ?」と声をかけられたといい、「やらせてください」と即答した。

プロ入り後初の甲子園登板となった5日阪神戦は、先発して3回7安打4失点で負け投手。秋田での楽天戦も5回途中2失点で敗戦投手になった。救援で挙げた白星はあるが(5月18日オリックス戦)、先発に限ると今季は3戦で0勝2敗。「(西武打線は)パ・リーグの中でも、どんどん振ってきて1発のある打者が多い印象。ストレートをどう使うかと、変化球でどうストレートをよく見せられるかを捕手の人と話し合いたい」と見据えた。

前回の秋田での登板には、金足農の同級生らが応援に駆けつけた。「なんか感動して泣いたという人が多かった。自分的にはどこで泣いたのか分からない(笑い)」と苦笑いも、「勝ちにつながるピッチングが出来ればよかったんですけど、すごく自分自身にとって特別な気持ちになったし、刺激になったので、明日(29日)いいピッチングが出来れば、ちょっとでも恩返しになるかなと思う」と意気込んだ。

【関連記事】日本ハムニュース一覧>>