夏だ。大いに暴れようじゃないか。巨人原辰徳監督が打線の奮起を促した。DeNA浜口、伊勢の2投手の継投に三塁を踏めず、今季6度目の完封負けを喫した。7回までは増田陸、中山の2安打のみと沈黙。「もうちょっと積極的にいくというのは必要でしょうね」と歯がゆさが残った。

腰痛で離脱中の坂本を欠くクリーンアップは試行錯誤が続く。3番丸、4番岡本和に続く5番は、日替わりで中島、中田、ポランコを起用。相手投手との相性、データをにらみ送り出すも、この日のポランコは4打数無安打に沈んだ。「やっぱりクリーンアップというのはそういう役割だからね。こういう形になりやすいでしょうな。まあ、相性、期待をして送り出しているということだね」と得点源が機能しなかった。

首位ヤクルトを12・5ゲーム差で追い、3位広島は1・5ゲーム差で迫る。追い上げムードを加勢させる“熱い戦い”ができるか。原監督は「まあ、やっぱり打線がもう少しいかないとね。暑い中でもこの東京ドームという、いい環境でやっているわけだからね。もう少し暴れないといけませんね」と呼びかけた。熱く、暴れようじゃないか。【為田聡史】

▽巨人元木ヘッド兼オフェンスチーフコーチ(坂本不在の打線に) 5番打者が非常にカギになっている。固定できれば(岡本)和真も勝負してくれる。今のところは流動的にやるしかない。

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