阪神が今秋ドラフト1位候補として高松商・浅野翔吾外野手(3年)をリストアップしていることが11日、分かった。

この日は12球団、約60人のスカウトがバックネット裏に集結。阪神は最多10人で浅野の動きをクロスチェックした。度肝を抜く2発に担当の渡辺スカウトも「期待以上だった。持ち味を出してくれたと思います。右で浜風のなか、あれだけ打てるのは彼の持ち味」と大絶賛。香川大会では嶌村球団本部長も直接視察しており本気度がうかがえる。

阪神は矢野監督が今季限りの退任を表明。来季から新監督で臨むことになるが、金本、矢野体制下の育成路線は継承する方針だ。浅野は今夏、両打ちとして登録されているが、実戦ではほとんど右打席に立ち、この日描いた2本塁打もいずれも右打席。近本、中野、佐藤輝ら左打ちの野手が多い選手構成を見ても、右の大砲の存在は見逃せない。球団はすでに大阪桐蔭で春夏制覇した「最強世代」の立大・山田を上位候補としてリストアップ。将来、チームの屋台骨となる選手を追いかける。

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