日本ハム中島卓也内野手(31)が10日、札幌市内の球団事務所でチームの先陣を切って契約更改に臨み、減額制限(年俸1億円以下は25%)を超える5000万円減の年俸3000万円プラス出来高でサインした(金額は推定)。19年オフに結んだ3年契約が今季で終了し、大幅ダウンでの単年契約。「この3年間、思ったようないい結果が出せなかった」と、いずれも100試合未満の出場に終わった3年間を振り返った。

来季は巻き返しを期すプロ15年目となる。「まずは試合に出たい」。貪欲に出場機会を求める中で、シーズン後半から挑んだ外野守備にも本格挑戦する。今季は近藤の練習用グラブを借りてプレーしていたが、自分専用の外野グラブを発注済み。「ショートで一番出たいですけど、外野、サード、セカンドでも。どこでも守れるように頑張りたい」と、覚悟を決めた。

今オフはスピードを生かしながら、打撃でも力強さを求めるため、体脂肪を減らして筋肉を増やす肉体改造にも取り組んでいる。「(体脂肪率は)清宮とあまり変わらないんじゃないかな。(昨オフから痩せた)清宮に聞いたら16、7(%)と言っていた。どうやって痩せたかと聞いて(中島も)毎日30分以上、歩いていました」。“清宮式減量法”で、1年間を戦い抜く肉体に進化中。球団からは「来年優勝するためには必要な選手だと言ってもらいました」。来季も生え抜き野手では最年長。内外野のユーティリティーとして、日本一奪回のピースとなる。【木下大輔】

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