ヤクルト村上宗隆内野手(22)が14日、都内の日本記者クラブで会見を行い、公の場では初めてメジャー挑戦の意欲を示した。5年目の今季は、日本選手最多の56本塁打を放ち、打率3割1分8厘、134打点で史上最年少の3冠王に輝いた。海外FA権の取得は早くても27年シーズンとなるが、「早ければ早いほどいいなと思っている」と、ポスティング制度を利用しての早期移籍も見据えた。

<村上の主な一問一答>

-今季最も印象に残っていること

やっぱり最終戦の3冠王が決まった時と、56号打った時は、すごく記憶に残っています。

-打率を下げずに56号を狙う。両立は難しかった

1つ後悔しているのは、50号を打ったシーズン終盤、あと5本くらい、王さんに並べるくらいのホームラン打てればいいかな…と目標を立ててしまった。そこで自分にもっと期待して、60本、61本という目標を立てておけば、また違う結果が生まれたのかなと。

-「村神様」が流行語大賞にノミネート。大賞獲得ならタイトルが増える

(笑顔で)あんまりピンとこないですね。そういう言葉が浸透するのはうれしいことなので取れたらいいなと思います。

-オリックスと2年連続の対戦。戦ってみて

昨シーズンもすごく強かったですし。今年もどっちが勝ってもおかしくないような試合ばかりだった。力の差はほんとに五分五分で、どっちに転んでもおかしくないような試合をしてたので。最後のその一つかみというところが、出来なかったかなという印象です。

-今季12盗塁で3冠王では初の2桁盗塁。トリプルスリーと3冠王の同時達成も可能では

トリプルスリーは無理です(笑い)。限界があるので出来ないと思っていますけど盗塁を20個だったり、そういう数字に近づけることは可能だと思います。まだまだ若いので、走ることも、全ての面においてレベルアップしたい。

-新人時代にプロ野球に夢を与えてもらったと話していたが、今は夢を与える立場。子どもたちへの思い

将来、野球選手になりたい子どもたちには、野球ってすごく楽しいスポーツなので、目いっぱい楽しんで、思う存分、そのスポーツを好きになってもらって、目いっぱいやってもらいたいなと思います。

-リフレッシュ方法は

最近サウナ好きなので、入ったりしてます。

-ボクシングならチャンピオンベルト3本。防衛のプレッシャーは

来年たくさんたくさん期待されているのは、すごく分かりますし、その期待に応えるのも自分自身なので。やるべきことをしっかりとやって、あとは結果がついてきてくれると信じているので、プレッシャーは特にありません。

【関連記事】ヤクルトニュース一覧