日本ハム伊藤大海投手が、今オフのテーマを球速アップに設定した。

15日、千葉・鎌ケ谷の秋季練習に参加。今月上旬は侍ジャパンの一員として強化試合に登板。球界を代表する投手たちの球筋を目の当たりにして刺激を受けた。「抑えてるピッチャーは(平均球速が)150キロは超えている。そこを目指したい」と見据えた。

今季の平均球速は140キロ台中盤。昨年からは2、3キロ程度落ちた。球速アップのため、肉体改造にも着手。シーズンインまでに、体重を5キロ増の85キロまで増やす。「(176センチと)身長がないので少しでも重くする。体重を増やして、かつ筋肉量を上げて動ける重さにしたい」と語った。

手本のひとりに挙げたのがヤクルト高橋奎。左右こそ違うが、身長は178センチと2センチしか違わない。「150キロちょっとですけど、それ以上に速く見えるすさまじいボール。数字的には調子が悪くても140後半までの落ち幅に抑えられるように、基準値を上げていきたい」と、同学年の好左腕を参考に、レベルアップを図る。

今季4試合でコンビを組んだ石川亮がトレードでオリックスに移籍。「自分の意見も出しつつ、ピッチャーも尊重してくれる。失恋した気分です」と悲しんだが、「対戦が楽しみ。打たれる気はしないですけど」とちゃめっ気たっぷりに笑った。【石井翔太】

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