指揮官からのエールに、バットで応えた。WBC日本代表のDeNA牧秀悟内野手が、特打で三浦監督と“対決”し、左中間席へ豪快なアーチを運んだ。全体練習後に通算172勝を挙げた指揮官自ら登板。「すごく打ちやすい球を投げてくださり、いい練習ができたと思います。風もありましたけど、良かったです」と会心の1発に手応えを示した。

超高速マシンも導入された。複数の選手の話では「(ロッテの)佐々木朗希より速い」「(体感では)170キロくらい」と驚嘆するハイスピード。牧は「当てにいきがちですけど、振って合わせるようにしていければ速い球でも打てるようになる、という練習法だと思うので、速い球こそ当てにいかないように」と意図を理解しながら振った。

3月のWBCに向け、剛腕攻略にもつながる。外国人投手の対策について「勢いのあるフォームから投げてくる印象なので受けないように、向かっていく姿勢でいかないとダメなのかなと思います」と分析。体と目をスピードに慣れさせ、攻めのスタイルで打ち返すイメージを思い描いた。「徐々に1日ずつ良くなっています」と右肩上がりに調整を進める。【久保賢吾】

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