日本野球機構(NPB)は24日、22年現役若手プロ野球選手への「セカンドキャリアに関するアンケート」結果を発表した。

毎年、行っているもので、昨秋のフェニックス・リーグに参加した12球団の選手に対して、引退後のキャリアに関して調査した。

計291人が対象で、無記名によるアンケート記入方式で実施。平均年齢22・6歳、平均在籍年数3年、回答者の平均年俸843万円。

引退後にやってみたい仕事の上位5種は次の通りだった。

・高校野球の指導者17・9%

・会社経営者17・2%

・12球団の監督・コーチ14・4%

・海外球団で現役続行12・0%

・社会人・クラブチームで現役続行10・7%

NPBによると、高校野球の指導者や会社経営者が上位に入る傾向は例年通りだったが、今回「海外球団で現役続行」が18年以来、5位内に入った。コロナ禍の収束が背景にあるかもしれないという。

「引退後の生活に不安を持っているか」という質問に対し、「ある」は38・5%、「ない」は24・4%、「どちらともいえない」は36・1%だった。

「ある」の要素(複数回答可)の1位は「進路(引退後、何をやっていけばいいか)」で79・5%。2位は「収入面(生活していけるか)」で72・3%だった。