日本プロ野球選手会は26日、日本野球機構(NPB)と事務折衝を行い、WBCに関する選手の要望を共有していくことを提案した。次回WBCは3年後の26年春。選手会としては、今後、NPBがWBC側と次回大会について交渉する際、選手の要望を反映させて欲しい思いもある。

森忠仁事務局長が重要視するのは、大会終了後から開幕までの期間だ。

「毎回、WBCの年になると我々も交渉している。議論させて欲しいという要望はしました。開幕に出てから調子を崩して、抹消されている選手もいる。時差があるので、調整(期間)をしっかり取ってもらった方がいい。(日本に)残っている選手も開幕日が決まってれば、そこに合わせて調整するだけ。ただ、残ってる選手もキャンプ期間が長くなるのはどうか、というのはある。西武がキャンプインを遅らせたように、全体をずらすのがいいのかなと思います」

今回、決勝は3月21日(日本時間同22日)で、侍ジャパンの帰国は23日。開幕の同31日(日本ハム、楽天は同30日)まで1週間ほどだった。

選手からは、選考の決定時期についても要望が出ている。森事務局長は「投手はボールが違う。WBC用に使い出して、決定が遅くなると、日本のボールに戻すのが遅くなる。早くして欲しい、という意見は出てたりもする」とした上で、「できれば年越す前には、というのは選手にあるのかなと思う」と続けた。