今秋のドラフト候補に挙がる国学院大・武内夏暉投手(4年=八幡南)が5安打完封で今季2勝目を挙げ、チームは駒大に1勝1敗とした。

第2週、亜大との第2戦の反省を生かした。チームは勝利したが、武内は先発して4回途中7安打2失点で降板した。「力みすぎて、納得いく投球じゃなかった。亜大戦が終わった後から脱力感を意識して調整した」。ゆったりとしたフォームから、キレのいい変化球に、真っすぐでインコースをつき、11の三振を奪った。「今日は、勝手にボールがいく感覚で投げられた。結果に表れてよかったと思います」と笑顔を見せた。

試合を視察した西武の潮崎哲也編成グループディレクターは「コントロールが良く、バランスも良く投げている。変化球もストライクがとれるし、押したり引いたりできる。真っすぐもスピードガン以上に速く見える。最近、なかなかこういうタイプがいない」と評価した。