西武が得点できずに敗れ、貯金がなくなった。

試合前まで2度の対戦で勝てていなかったオリックス山下に対し、5回まで山川穂高内野手(31)の2安打含め6安打。150キロ後半の直球をしっかり引っ張るケースも目立ったものの、最後に決定打が出ず。これで山下には15回1/3連続で無得点。松井稼頭央監督(47)は「防御率が物語っていると思います。あそこ1本というのがなかなかあの投手の難しいところだし、その中で今日の山下君に対しての対応には(過去2度より)少しいいものが見れたんじゃないかなと思います」と振り返った。

先発の隅田知一郎投手(23)はチェンジアップを主体に3回まで5奪三振と快調だったが、4回に7安打を集中され一気に5点を失った。松井監督は「隅田も対山下君なんで、1点もあげられないと初回から飛ばしてくれてたと思う」とし「ああいう投手と投げ合っている中でさらに成長していく投手だと思うし、これは次に生かしてくれるんじゃないかなと思っています」と次回に期待を込めた。【金子真仁】