DeNAが、今季2度目の3連敗を喫し、2位阪神に1ゲーム差に迫られた。エース今永が今季最短の4回5失点でKOされ、今季初黒星。5回を持たずに降板するのは、21年10月26日のヤクルト戦以来、2シーズンぶりだった。「なかなか決着がつかない打者も多く、球数が多くなって、甘くなったところを打たれた」と唇をかんだ。

最大の敗因に挙げたのは、投手の青柳に浴びた逆転の2点適時二塁打だった。1点リードの2回2死一、二塁。1ボールからの内角148キロを左翼線にはじき返された。「打たれてはいけない打者に打たれてしまって、このような展開になってしまった。気持ち的にガクッときたと思われてもしょうがない、その後の結果でした」と悔やんだ。

ミスも失点に絡んだ。2回はなおも2死二塁から、遊撃と左翼の間への飛球に対し、京田が深追いせず、左翼の関根は薄暮の影響で打球を見失って、ポトリと落ちる適時二塁打。次打者の中野にも適時打を許した。三浦監督は「もう1回、凡事徹底じゃないですけど、細かいミスなど防げるところは防いで。ここ3試合、ミス絡みでやられてるんでそのあたり、やり直しです」と引き締めた。【久保賢吾】