ロッテの新外国人ルイス・カスティーヨ投手(28)が6月1日の巨人戦(午後6時開始、ZOZOマリン)で来日初先発することが決まった。

5月31日の試合前に取材に応じたカスティーヨは、「肘も肩の状態もすごく良いですし、自分が思ったよりも早い段階で先発出来ることになって、明日はとても楽しみです」と心待ちにした。先発に関しては「あまり思い出せないですけれど…」と苦笑いしながら、「12年、13年の2年間、アリゾナ(ダイヤモンドバックスのマイナー)と契約した時に先発をしていました」と約10年ぶりであることを明かした。

今季は開幕1軍入りし、中継ぎで2試合に登板。1回1/3を投げ2安打1失点だった。4月9日に右肩の違和感で登録を抹消されたが、2軍では再昇格に向け、首脳陣から先発転向の打診を受け、了承した。2軍では5試合登板のうち4試合に先発。計18イニングを投げ、自責点0と先発テストに合格した。「全部の球種で自信があります。いまは先発などで全部の球種を自信持って投げないと、右打者でも左打者でも抑えられないと思っているので、肘からの問題以外に全部の球種の精度を上げることを意識して2軍で調整してきた」。21年東京五輪で、チームメートのメルセデスとともにドミニカ共和国代表として貢献した右腕は、新たな役割を果たす準備はしっかり整っている。【鎌田直秀】