初本塁打を決めた際に取ったポーズは、メジャー通算609本塁打の、あるスラッガーが由来だった。

5月31日のヤクルト戦で1号、2号と2打席連続本塁打を放った日本ハムの“逆輸入ルーキー”加藤豪将内野手(28)は、3回に放ったNPB初本塁打の後、ベンチに戻り人さし指と中指を合わせ、胸と唇に触れるポーズを取った。

1日、その理由について尋ねると「昨年、通訳の方から『最初のホームランを打ったらサミー・ソーサのポーズをやって』と言われてまして。特に思い入れはないですけど。1本目だけで、もうやりません」。1回だけの、限定使用のようだ。

通訳とは、昨季まで日本ハムで通訳を務め今季からソフトバンク通訳を務める岡本健慈氏(35)。昨秋キャンプ参加時の約束を守った加藤豪だが「動画付きで送ったんですが、まだ返信がないんですよね」と苦笑い。2本目の際は両手の中指と人さし指を頭の横に振り上げて喜んだが、こちらは「特に意味はないです。何かこれ、やっちゃうんですよね」。本塁打量産ならソーサポーズではなく、この「特に意味はない」豪将ポーズが、ファンに親しまれていくかもしれない。