ロッテ沢村拓一投手(35)が、登録抹消になることが決まった。抹消期間も1軍に同行して調整を行う。

試合前に吉井理人監督(58)が沢村と話し、状態などに関して相談した上での決定。沢村は試合前練習後に「いただけるなら少し時間をいただきたいですという話をさせていただきました。監督も思っていることが一緒だったので」と説明した。

3日の阪神戦では1点ビハインドの8回から登板し、2安打2四球などで2失点。終盤に点差を3点に広げられた。5月31日の巨人戦でも同点の8回から登板し、岡本和真内野手(26)、中田翔内野手(34)に連続本塁打を許すなど3安打3失点で、今季2敗目(3勝)を喫していた。

「自分のコンディションや技術的な部分を見直したり状態を上げるというのはもちろんですけれど、チームとしては戦っているので、声がけだったり雰囲気づくりだったりは今まで通りやりたいと思うし、チームの一員であり続けるということは変わりはない。ただ、個人的には時間をもらったので良い状態に出来るような10日間にしたいです」と話した。大リーグのレッドソックスから復帰した今季は20試合に登板し、防御率6・52。3勝2敗2セーブの成績だ。

吉井監督も「ここまでメジャーから来て、いろいろなこと背負って頑張ってくれていたんでね。体もそうですけれど頭のほうが疲れているんじゃないかなと思ったので、良いリフレッシュ期間になれば良いかなと思っています」と感謝の意を表した。首位の原動力となっている投手陣を精神的にもけん引したことは間違いない。「彼もベテランで、ブルペン陣若いので、それを引っ張っていこうとか、チームの勝利も背負ってマウンドに上がっているので、脳の中枢神経が疲れるところがあるので、そういうところからも体が不具合が出てくると思うので、彼は勝ちパターンに絶対にいてほしいピッチャーなので、1回良い機会なので短期放牧って感じ」。リフレッシュしながら最短10日での復帰を願った。

パ・リーグ首位のロッテは種市篤暉投手、広畑敦也投手も登録抹消になり、八木彬投手、横山陸人投手が1軍に昇格。計5人の入れ替えを行うことになった。

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