ついにベールを脱ぐ時がきた。昨オフに米レンジャーズから日本球界に復帰したソフトバンク有原航平投手(30)が6日、「日本生命セ・パ交流戦」のDeNA戦(ペイペイドーム)で移籍後初登板初先発する。

5日に本拠地で調整。同戦での登板予定だった大関が体調不良で回避したため、代役として出番が回ってきた。日本ハム時代には在籍6年で通算60勝をマーク。実績十分の右腕が満を持して鷹のデビュー戦に臨む。

【有原の23年経過】

◆入団会見 1月28日にレンジャーズから3年ぶりに日本復帰が決まり、福岡市内のホテルで行った。同会見で「ルーキーのような気持ちで、がむしゃらにやる」と意気込んだ。

◆春季キャンプ A組(1軍)でスタートし、2月2日に初のブルペン入り。捕手の甲斐を相手に約30球を投げ込み、「しっかり投げられていた」。21年5月に右肩を手術したが、その影響を感じさせなかった。

◆オープン戦 3月9日のヤクルト戦(ペイペイドーム)で本拠地初登板も、3回を9安打6失点の乱調。「こういう試合をなくしていかないといけない」と肩を落とし、藤本監督も「競争というところは頭に入れて投球してもらいたい」と奮起を促した。同16日の巨人戦でも4回を4安打2失点。開幕ローテーションを争っていたが、アピールに失敗した。

◆2軍戦 開幕2軍スタートとなり、3月30日広島戦で2番手で移籍後公式戦初登板。4回を投げ1安打1失点だった。4月15日の阪神戦で同初先発で7回4安打無失点の好投を見せるなど、約2カ月のファーム生活を経て、1軍昇格を決めた。

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