日本ハム松本剛外野手(29)が6日、広島戦(エスコンフィールド)で同球場では初の2号2ラン本塁打を放った。本塁打は44日ぶり。カード初戦となった試合は終盤に逆転を許して1点差で敗れた。交流戦に入ってからの3カード連続勝ち越しを果たすべく、広島との残り2戦でチームを救う一打で勝利に導くつもりだ。

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松本剛が完璧な本塁打を本拠地エスコンフィールドに詰め掛けたファンに披露した。3回2死三塁、広島大瀬良が投じた内角への直球を捉え、左翼スタンドまで運んだ。2球連続の外角球からの3球目。「頭には入っていました。いい反応ができた」と手応えを語った。4月23日楽天戦(楽天モバイルパーク)以来、44日ぶりとなった本塁打は本拠地では自身初。「打てたらいいなくらいでしたけど、出て良かったです」と満足感をのぞかせた。

試合は終盤で逆転を許し、惜しくも敗れた。今季交流戦でカード初戦を落とすのは初。ヤクルトと巨人との両カードとも勝ち越しており、今カードで勝ち越せば19年以来、4年ぶりに交流戦での3カード連続勝ち越しとなる。「チーム的にいい試合が続いている。僕がもう1つ乗っていければ勝っていけそうな感じはあるので、みんなに引っ張られながら乗っていけたらなと思います」。チームの上り調子を自身のプレーにつなげる相乗効果に期待した。

「マイナビオールスターゲーム2023」の外野手部門のファン投票では、首位を快走中だ。6日時点の中間発表で2位のソフトバンク近藤に4530票差の24万7632票を集める。シーズン中の「1つの目標」と捉える球宴への出場に意欲を燃やしている。「ファン投票で選んでもらえることはうれしい。去年は選んでもらって欠場してしまったので、今年はなんとか…」と切実な思いを口にした。「今の数字ではもうちょっと頑張らないといけないと思っているので、高みを目指していきたい」。交流戦でさらに安打を量産し、文句なしの成績で球宴の舞台に立つつもりだ。【石井翔太】

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