巨人が「ブラックフライデー」を断ち切れず借金生活へ逆戻りした。敵地・ペイペイドームでのソフトバンク戦で、4番岡本和のソロ弾1発による1得点にとどまり、連勝は2でストップした。今季金曜日は5連敗で1勝9敗と、負の連鎖を止められなかった。原監督は「チャンスらしいチャンスが、なかなかなかったですね」と6カード連続で初戦を落とし唇をかんだ。

先制のチャンスが、最大のチャンスだった。初回、先頭坂本、梶谷の連打で無死一、二塁とした場面で、3番秋広が2球続けてバントをファウルして失敗。ヒッティングに切り替えるも、投ゴロによる痛恨の併殺打に打ち取られ、無得点に終わった。ここまで打率3割をキープし、クリーンアップを託されるが、原監督は「秋広はホームランもヒットもバントも、今はまだやらなきゃいけませんね。また明日、切り替えて戦うということ」と課題の1つに挙げ、土曜日へ目を向けた。