巨人の連勝が6で止まった。7安打を放つも、あと1本、決定打を欠き1得点にとどまった。楽天に1点差での惜敗に原監督は「1点では、なかなかゲームを支配するということは簡単ではないね」と唇をかんだ。

1点を追う8回に岡本和の四球と中田翔の中前打で2死一、三塁の絶好機をつくった。一塁走者に代走門脇を起用。打者大城卓の初球に二盗を狙うも相手捕手太田の強肩に阻まれた。攻めの一手も「キャッチャーがいいボール放ったなというところ。いいスタートを切ったけど相手が上回った。それがプロだから」と紙一重で得点機が消えた。

右腕強打の負傷から復帰登板となった先発グリフィンは7回2失点で粘投した。3日の日本ハム戦から中13日で調整し、万全で戻ってきた。「ボールそのものも力があった。ナイスピッチングでしたね」と次戦以降への好材料を得た。

9年ぶりの交流戦優勝は18日の最終戦に持ち越された。2位DeNAが0・5ゲーム差に迫る。「心構えとしては今日と変わらない。特に特別はない。頑張ります」と指揮官。完全復活を期す菅野に先発マウンドを託す。【為田聡史】

▽巨人グリフィン(7回9安打2失点と粘投も5勝目ならず)「立ち上がりから落ち着いてマウンドに上がることができました。何とか粘ってゲームを壊さずに投球できたと思います」

◆交流戦優勝決定方式 勝率1位を優勝とし、賞金3000万円。同率で並んだ場合は(1)勝利数(2)直接対戦成績(2球団の場合)(3)得失点率差(4)自責点率差(5)チーム打率(6)22年交流戦順位を比較する。

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