広島九里亜蓮投手(31)が、リーグ戦再開の先陣を切る。23日の巨人戦(マツダスタジアム)に先発予定。今季は4月4日の本拠地初戦・阪神戦の先発も託され、2度目の“開幕投手”を務めることになる。

20日はマツダスタジアムで投球練習。「(4月4日は)今シーズン最初の試合、マツダの開幕戦というところで気持ち的にも何とか勝ちたいという気持ちが強すぎて、自分の中で一番やってはいけないピッチングをしてしまった。しっかり自分のピッチングをマウンド上で表現できれば一番いい。その中でチームが勝てるようなピッチングができれば」。5回途中4失点(自責2)で降板した阪神戦の反省を踏まえた。

九里はここまで5勝を挙げ、自身3連勝中。巨人戦の登板は昨年7月17日(東京ドーム)に先発・野村の後を受けて2番手で投げ、3回1失点で勝ち投手になって以来だ。「(巨人は)交流戦で勝っている試合が多いですし、全体もいい選手も多いと思いますけど、どの打者を警戒するとか、そういうのは僕の中ではない。しっかりと自分のピッチングをした中で1人1人と勝負していきながら1つ1つのアウトを取っていけるように」。冷静に目の前の相手と向き合う。

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