巨人打線がDeNA今永の奪三振ショーに封じられた。2回先頭、岡本和が両リーグ一番乗りの20号到達となる20号ソロを放って幸先よく先制に成功した。

しかし、今永の躍動感のあふれる投球の前に、攻略の糸口を見いだせない。2回2死一塁の北村拓の空振り三振から、戸郷、ブリンソン、丸、秋広、岡本和、大城卓と7者連続三振。1点を追う7回には1死二、三塁と逆転のチャンスを作るも代打の長野と岸田が空振り三振倒れて無得点に封じられた。DeNAの球団記録に並ぶ毎回の15三振と屈辱的な記録を作られた。さらに守護神山崎から2三振を喫し、9回の試合では04年、19年に並んで球団ワーストタイの17三振となった。

先発の戸郷は勝てば17年大谷(日本ハム)以来、球団では89年桑田以来となる高卒5年目以内の通算40勝目だったが、打線の援護に恵まれず。1点リードの3回に1死二、三塁から佐野の犠飛で同点に追い付かれてからは、粘りの投球を続けたが、7回1死、戸柱に低めフォークをすくわれ、決勝ソロを許した。7回6安打2失点で、4月18日DeNA戦(長崎)以来、約3カ月ぶりの黒星を喫し「先制点を取っていただいたのに粘りきれず申し訳ないです。次の登板で頑張ります」と反省した。チームは連勝が2でストップした。

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