ロッテが3度逆転したシーソーゲームを落とし、首位オリックスとの差が3ゲーム差に広がった。

初回に一塁手の山口航輝外野手(22)がタイムリーエラーで先制を許すと、チーム合計4失策などで最後まで流れを引き寄せられなかった。2回には先発の森遼大朗投手(24)が投ゴロを二塁に送球ミス。3回には再び山口が投手からの送球を落球。6回にも併殺を狙った投手からの送球を、遊撃手の藤岡裕大内野手(29)がキャッチミス。併殺が完成していれば、その後の同点犠飛もなかっただけに痛恨だった。

吉井監督は「記録は4つだけど、見えないミスも含めてかなりあった。しかもキャッチボールが出来ればプレーが成立するようなエラー。そういう失点はなかなか帰ってこない」と厳しく言及した。ここ3試合で計9失策。夏の連戦での疲労もある。「疲れはあるけれど、言い訳にならない。体も脳みその疲れもだんだん出ているので集中力は続かないんですけれど、我々はプロなので、しっかり頭を冷やして明日からやっていきたい」。選手の粘りや頑張りはたたえつつも、気を引き締め直す強い言葉を発し、バスに乗り込んだ。【鎌田直秀】

 

▽ロッテ森(5回3安打3失点も勝敗つかず)「初回から先頭に四球を与えたり、苦しい展開にしてしまいましたが、5回までなんとか粘ることが出来たかなと思います」

▽ロッテ・ポランコ(6回先頭で右越え15号ソロ)「1打席目の初球がストレートだったので、来るかなと思いストレートを狙っていました。スタンドまでいかないかなと思いましたが入ってくれてよかったわ。最高や」

 

▼楽天-ロッテ戦は初回に楽天が先制し、その後は逆転6度のシーソーゲーム。1試合での逆転は6度が最多で、今回のような形勢7転試合は98年8月14日近鉄-ロッテ戦、99年4月29日日本ハム-ダイエー戦、04年9月23日横浜-巨人戦に次いでプロ野球4度目

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