日本ハム万波中正外野手が17、18号と2打席連続本塁打を放ち、ソフトバンク近藤を抜きリーグ2位に浮上した。まずは0-0の4回無死一塁で、高橋礼の高め直球を弾丸ライナーでバックスクリーン左へ運んだ。打球角度25度、打球速度177キロの“高速弾”となり「最高の1本」。5回2死で迎えた第3打席では直前の4番清宮の右越え2ランと「キヨマン」連弾で「結構うれしかったですね」と喜んだ。

“お尻改革”でスイッチが入った。1日ロッテ戦以来10試合ぶりの本塁打に「左側のおしりだったりブレーキをかけなければいけないところが、しっかり止まれていなかった。ちょっとずつ意識を変えたり、話を聞いたりとかして」と修正した。本塁打トップの楽天浅村には3差。「1日でも早く追いつけるように毎打席フルスイングして頑張ります」と、高みを見据えた。

○…清宮が3安打3打点と気を吐いた。猛打賞は7月2日オリックス戦(エスコンフィールド)以来約1カ月ぶりで「ちょっと全然ヒットが出ていなかったので、まあ久々に打てて良かったです」。5回2死一塁では4試合ぶりとなる右越え9号2ランを放ち「切れないでくれという感じで」と振り返った。直後に5番万波が2打席連発で続き「すごかったです」と驚いていた。

○…11日のソフトバンク戦で野村と接触し後頭部を打った五十幡が、この日の試合前に、福岡市内の病院で検査を受けた。練習は別メニューで行い、ベンチには入ったが試合は欠場した。新庄監督は「軽いむち打ちって言ってたんですけど、結構(症状が)出ていると思う。その意識があって走っていたら、足とか痛めたら嫌だなと。今日と明日は休ませる」と説明した。

▽日本ハム新庄監督(5回の清宮、万波の連続アーチに)「夢しかないホームランありがとう。(点が)欲しいところでね。あそこで野村君も続かないと(笑い)。角度上がんなかったけど、いいツーベースだったし。打線になった今日は」

▽日本ハム郡司(ソフトバンク高橋礼から3安打)「(中日時代)ウエスタン・リーグでやったことあって、打ったことなかったのでちょっと不安でしたけど、思い切っていきました」

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