阪神岡田彰布監督(65)が動いた。1点ビハインドの7回先頭。投手桐敷に代打糸原を告げた。すると中日は、右腕の松山から変則左腕の斎藤にスイッチ。岡田監督は「代打の代打」として右の大砲ミエセスを送り出した。

ミエセスは四球で出塁。すかさず代走熊谷を送った。近本、中野が連続三振に倒れ2死一塁。3番森下が左中間への二塁打を放ち、熊谷が長駆ホームインで同点に追いついた。森下は16日広島戦以来、20打席ぶりの安打。「ここ数試合チャンスで打てていなかったですし、なんとかしたいという気持ちで打席に立ちました。大山さんが振れていたので、後ろにつなぐ意識でスイングした結果がタイムリーになってくれてよかったです」とコメントした。ルーキーが意地を見せ、岡田監督の勝負手を実らせた。

 

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