オリックス頓宮裕真捕手(26)が2打席連続アーチで、前夜完封負けを喫した打線を活気づけた。
初回2死一、二塁、ソフトバンク有原の初球のフォークを完璧に捉えた。「チャンスだったので、自分のスイングできたのが一番良かった」。左翼へ14号3ランを放つと、続く3回。今度はツーシームを左中間スタンドへ届けた。
前日29日にチームは長崎で完封負け。5日西武戦以来のアーチをかけた主砲に中嶋監督も「どうしても先取点が欲しいところで、最高の形と言いますか、3点。いい得点だったと思います」と手放しでたたえた。
この日も4打数2安打4打点の活躍で、打率は3割1分4厘。5月3日から打率3割台をキープし、首位打者のタイトルも視界に入る。それでも本人は「何も考えていません」と無欲を貫く。
チームは連敗を阻止し、ロッテも敗れたため、優勝マジックは「20」に減った。その数字も頓宮は「何も考えてません」ときっぱり言う。過去2年はペナントレースが大激戦となり、中嶋監督が就任以来、初のマジック点灯。「特に何も変わらず1試合1試合大事に戦えているかなと思います」。戦い方や雰囲気には違いがないと強調した。
「マジックは勝手に数字として出てるだけ。今までやってきた数字として、出てるだけだと思う。最後まで1試合1試合勝てるように頑張ります」。積み重ねた先に、見たい景色が待っているはずだ。
○…池田が昇格即、猛打賞で期待に応えた。「1番左翼」で先発し、初回に右前打を放つと、2回と7回は初球を捉え、ソフトバンクの先発有原から3安打。「思い切りが売りの選手やと思うんで、自分でもそこを分かってどんどん振って行こうと思っていた」。試合後は母校・大阪桐蔭の先輩の森から「今日は今日。明日は明日な。切り替えろ」と引き締められ、次戦へ「切り替えています」と力を込めた。



