第1節の3回戦2試合が行われ、大産大と関西国際大がともに先発の踏ん張りで勝ち点を挙げた。大産大はプロ注目の最速149キロ右腕、松田啄磨投手(4年=大冠)が大体大相手に1失点完投。関西国際大は左腕の不後祐将(ゆうま)投手(4年=中京学院大中京)が、延長10回タイブレークとなった大阪電通大戦で3安打11奪三振、1失点完投で勝利に貢献した。

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中2日で先発した大産大の186センチ右腕松田は9回を4安打、1失点にまとめた。連勝発進した天理大を追う勝ち点ゲットにほっとした表情だ。「なんとか粘れて、とにかく勝ちを優先して、勝ててよかった」。進路について、宮崎正志監督(63)は「(リーグ戦が)終わってから本人と話をしないといけないんですけど、本人はそういう(プロを目指す)希望もあって」と明かした。快投連発でさらに評価を上げていく。