国学院大の最速153キロ左腕、武内夏暉投手(4年=八幡南)が最優秀防御率(0・97)を獲得した。

亜大戦に先発し、2回を2安打1失点。チームは草加勝投手(4年=創志学園)の前に完封負けを喫したが、2位以下の選手の防御率を上回った。武内は「野手が守ってくれたからこそ、タイトルがあると思う。みんなに感謝したいです」と話した。

今季、チームは連敗からのスタートとなった。終盤は最下位争いの中、最終週はエースとして3連投し、ギリギリで踏みとどまり5位で全日程を終了した。「秋のシーズンは、最後までやりきれたというのが一番自分にとって大きくて。優勝はできなかったけど、残留には貢献できたのでそこはよかったです」と、安心した表情を見せた。

来週は、ドラフトを控えている。武内は「ひと息ついて、次に向けて練習したいと思います」。ドラフトがあっても野球に取り組む姿勢は変わらない。常に進化を求め、武内は練習を続ける。