日本ハムのドラフト2位上武大・進藤(しんとう)勇也捕手(21)が2日、群馬・高崎にある上武大高崎キャンパスで大渕隆GM補佐兼スカウト部長(53)と高橋憲幸スカウト(52)から指名あいさつを受けた。

大渕GM補佐兼スカウト部長は「ウチのチームが若いチームで、選手自身がチームをつくっていくんだぞ、という当事者意識をしっかり付けてもらって、やってもらいたいということを伝えました。それからキャッチャーは強いチームをつくるにおいて、複数のキャッチャーで打てる捕手がいないとチームは勝てない。そういうことで、進藤君は打てる捕手として非常に有望だと伝えました」と近未来の正捕手候補に大きな期待を寄せた。

進藤の印象について、大渕隆GM補佐兼スカウト部長は「落ち着いているなと思います。今年はケガもあってそれほど打てなかったかもしれませんけども、私は1年生の時からずっと見ていますし、何より担当スカウト(高橋スカウト)が打てない中でも1年間、スカウト会議で非常に強く推し続けた。その評価をそのまま、我々としては打てる捕手は彼しかいないだろうということで指名させていただいたので、非常にうれしく思っています。特に(大学)ジャパンでも3、4年で(選ばれて)、今いるドラフト1位のピッチャーの面々を全部捕っているっていうことも含めて、非常に経験値が高い。体も技術も経験も、それぞれ十分そろっている選手だと評価しています」と明かした。

進藤の将来像について、大渕隆GM補佐兼スカウト部長は「とにかく、勝つチームのキャッチャーとして、どうあるべきかということを常に念頭に考えてほしいと思います。その先にはジャパンのキャッチャーであるとか、そういうことにもなるんじゃないかなと。高い目標を持ってほしいなと思います」と期待した。

指名あいさつで、球団の熱い思いを受け取った進藤は「気が引き締まりました。野球のこともそうですけど、野球以外の面のお話もいろいろできましたので、そういったところで自覚を持って行動しないといけないという気持ちが生まれました」と話した。

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