平成国際大女子硬式野球部の選手たちが5日、埼玉県加須市で、酒米「山田錦」の稲刈りに臨んだ。
同部では2021年から地元の関係者と一緒に酒づくりに取り組んでいる。田植え、稲刈りから、仕込み、醸造にもかかわり、出来上がった純米大吟醸の「明軽(めいけい)」は、すっきり軽やかな飲み口で好評を得ている。
「抜穂祭」と言われる稲刈り式では、同部の濱本光治監督(67)が祝詞を読み上げた。大野元裕・埼玉県知事からのメッセージ披露などが終わると、新チーム18人の選手たちが一斉に田んぼに入り、鎌を手に稲穂を刈り始めた。
小泉歩未主将ら3年生は、入学1年目から3年連続3回目とあって、手慣れた手つきで、どんどん刈っていく。一方、1年生たちは鎌の入れ方に苦労しながらも、初体験の稲刈りを楽しんでいた。
小泉主将は「地元の方々との酒造りが野球をがんばる1つのモチベーションになっています」という。協力農家の好意で、部員1人につき30キロの食米が毎年贈られることもあり、大事な活動として定着している。
酒造りを始めてから全日本大学選手権で2位、2位、そして今年7回目の日本一と、野球の結果にも結び付いている。濱本監督は「地元の方々との交流は彼女たちにとって一生忘れられない体験になっています。あと10年、いや、もっと続けていきたいですね」と話していた。



